Scratch 3のソースコードはhttps://github.com/llkで公開されています。これを自分のマシンにダウンロードすれば誰でもScratch3を自分のパソコンで動かすことができます。

llkはLife Long Kindergartenの略で、Scratchを開発しているところです。公開されているレポジトリ(ソースコードの保存場所のことをこう呼びます)を見てみると、scratch-gui、scratch-blocks、scratch-vmなどあり、これらが組み合わさってScratchを作っています。

自分のパソコンでScratch 3を動かすのに必要となるのはscratch-guiです。scratch-guiのタイトルをクリックしてレポジトリのページに移りましょう。

scratch-guiのソースコードを自分のパソコンにダウンロードします。

画面右側、緑色のClone or downloadというボタンをクリックし、次にDownload ZIPをクリックすると、scratch-gui-develop.zipファイルのダウンロードが始まります。

scratch-gui-develop.zipのダウンロードが終わったら、このファイルを解凍して適当な作業フォルダ、たとえば「書類」の下に移動します。

Scratch 3を動かすにはNode.jsの開発環境とバージョン管理ツールのGitが必要です。

Node.jsは、https://nodejs.org/ja/ からダウンロードできるインストーラーでインストールできます。推奨版をインストールしておきましょう。

次にGitをインストールします。https://git-scm.com/ からダウンロードできるインストーラーでインストールできます。

Node.jsとGitがインストールできたら、

cd ~/Documents/scratch-gui-develop

でscratch-gui-developフォルダに移動します。次に、

npm install

で必要なライブラリをインストールします。

ライブラリのインストールが終わったら、

npm start

でScratch 3を起動します。

Scratch 3が起動したらブラウザから http://localhost:8601/ にアクセスしてみてください。

無事にScratch 3がインストールされていれば、Scratch 3のおなじみの画面が開くはずです。おめでとうございます！

以下、一連の操作をおこない Scratch の画面が開くまでをキャプチャしました。

どうでしたか？いろいろなツールを準備するのが少し面倒ですが、手順に従えば、簡単に自分のマシンでScratch 3を起動できることがわかったかと思います。